花屋台カフェは軽のパネルバンがベースの移動販売車で軽自動車用の小さなバッテリーとは別にカフェ用に大きなバッテリーを搭載していて外部からの電源供給を受けなくても営業できるように製作してあります。それでも夜の営業がある時や2日以上連続で営業がある場合はバッテリーの持ちが不安になるので外部からの電源供給が可能であれば外部からの電源供給を受けて営業しています。
電気は主にコーヒーミルを回すのに使うので手回しのミルがあれば電気の使用量を減らすことができるのですが、なかなか気に入るものに出会えなくて永らく買わずにいました。
しかし出会いは昨年秋に。花屋台カフェで出店した益子の土祭で同じエリアに出店されていた「パンドムシャムシャ&coffee」さんが使用していた手回しのミルに一目惚れをしてしまいました。
見た目も使い勝手も良さそうなミルはイギリス製のアンティークで1960年代のものらしいのですが作りはシンプルなのでネットオークションで写真だけで判断して早速購入しました。
ミルを使い始める前に点検と清掃をかねて早速分解バラバラにします。
分解したところ古いコーヒーの粉は付いていたけれどミルの命である刃の部分は大きな損傷はなくシンプルでパーツ点数が少ないのでこれから先も永く使えそうです。
新品の刃の状態よりは良くないかもしれないけれどそれも旧いものの”味”ととらえて、豆の挽き具合も粗めから細かめまで調整できるので豆との相性を探りながら使い込んでいこうと思います。
今回手に入れたのはスポングのNO1というサイズで一度に挽ける豆の量は40g程度で一番小さいサイズになります。これより上のサイズは NO2からNO4まであるようですが花屋台カフェは作業スペースが狭いのと一度に4杯以上は淹れないのでNO1がジャストサイズです。
スポング社は自社で作っている挽肉やスパイスを挽くミルを応用してコーヒーミルを世界で最初に作った会社だそうです。
このミルのチャームポイントである赤いプラスチック製ハンドルは調べてみるとベークライト製と知りなぜ赤いプラスチック製なのかの ? に時代的な素材だったのかと納得しました。