お客様のリクエストにお応えして製作した鉄箱フライヤー。作業机のわきにおいて「はぎれ」を入れるのに使うそうです。お客様がアメリカのラジオフライヤーを見てイメージして描いた絵を形にしました。
まずは鉄の板を溶接して箱形にします。
箱形の内側下部にアングルで作ったフレームを溶接して取付け、タイヤを取付けるためのシャフト(全ネジ)を溶接します。
タイヤは本家アメリカのラジオフライヤーの純正パーツを使います。
タイヤを取り外し塗装の工程に入ります。お客様からの色のリクエストは内側が白で外側は黄色。その黄色のサンプルとして持って来て頂いたのは初期型のゴルフのカタログです。このゴルフが発売された当時からカタログを持っていたとの事で新車を見るような気持ちでとても興味深く拝見させていただきました。撮影場所はドイツの街なのでしょうか、とてもきれいな町並みでこちらも興味深いです。
ゴルフのカタログを眺めながら色を配合して塗装を施すと鉄の表情とは大分イメージが変わってきます。私は鉄も塗装後もどちらも好みです!
タイヤを取付けて最後にラジオフライヤー純正の赤いセンターキャップを取付けて完成!ではなく納品後にお客様が穴にきれいなひもを通して引っ張れるようにして完成になります。
タイヤと赤いセンターキャップがラジオフライヤーのような雰囲気をふわっと出していますが、ラジオフライヤーとは違ったちょっとロボットのようなかわいさがあり仕事が楽しくなるインテリアに仕上がりました。ご注文頂きありがとうございました!